ズミタール

ライカレンズには様々なものが存在することをこのコナーでは紹介している。そして、それらにはそれぞれ名称が設けられ、ユーザーの支持を仰いでいる。しかし、名称は同一であってもコンテンツの異なるものが以外に多く、そういった意味でここで紹介するズミタールは内容が名称と統一された些か珍しいレンズといえるかもしれない。ズミタールはラテン語で「最高のもの」という意味を持ち、その名のとおり、我国では第二次世界大戦以前に販売され、様々な要素の変更が加えられ、現在のスタイルとなった優秀なレンズである。その歴史を紐解くと、ライカIIIbが発売された翌1939年以降にIIIbに対応する新しい口径の大きいレンズが企画開発された。焦点距離は50ミリで開放F値2の優れものである。このレンズはガウスタイプでレンズ構成は4群7枚構成。以前考案されたズマールより色収差も格段に補正され、口径色に於いても以前のレンズと比較して優れている。これは企画の段階でカラー・フィルムが出現し、普及してきたことを意識して考案された結果が原因しての物ではないかと言われている。尚、このレンズは比較的、量産の体制が組みやすかったと見られ、かなりの本数が発売された。従って、価格も他レンズと比較して安く、入手しやすい。