ズマレックス

焦点距離が中望遠レンズであり、且つ85ミリというサイズはライツのレンズとしては現在ではこれが唯一といえるであろう。1943年に発売され、レンズの口径が大きく、焦点距離85ミリ、F1.5というスペックを持つ。タイプ的にはガウスタイプであり、五群七枚の構成でレンズが組織されている。また外観的な観点からこのレンズを見ると、二つの時期を経て現在に至っている。発売当初のスタイルは黒の塗装仕上げであり、距離目盛部分がクローム・メッキでライツとしては一般的な様相を呈していたが、後期には全体がクロームとなり、レンズ自体が大型であるにも関わらず、メッキとのコントラストは非常に豪華で立派な印象を与えている。また、付属品としてのフードやキャップは専用品として付属されている。
また、ズマレックスという名称の由来であるが、ラテン語で「ズマ」=最高、「レックス」=国王、といった意味があり、当時のレンズ郡ではスペック的な観点から世界的に見ても明らかに最高レベルであり、王者の性能を持った品質の高いレンズと言う意味あいで使われていたと考えられる。