トボゴンタイプ

様々な光の情報を収集するに当たっての誤差を補正すべく開発された写真用の広角系レンズ。一般的に70度以上の画角を有し4群4枚で構成される。1900年代中期にカールツァイスのロベルト・リヒターが焦点距離100ミリで開放絞り値を6.3としたものを完成させ、この名が付けられたと言われている。主に航空写真測量用として普及し、正確な光情報の採取が話題となったものである。一部ではガウスタイプの変形とも言われ、湾曲の強い凹凸メニスカスレンズを巧みに配置してレンズ郡とし、湾曲収差の軽減を第一に考えた広角系のレンズである。広画角をテーマとしたレンズ光学の設計には多数の試行錯誤が繰り返され現代に至るが、常に問題となるのが歪曲収差であり、この点に於いての軽減が高く評価されている存在である。
発のトボゴンタイプのレンズは1950の初頭に発表され、35ミリフィルム専用カメラのレンズとしてコンタックス用に焦点距離25mm開放F値4という当時では世界最高の画角の広さを誇ったレンズが発売されました。構成はメニスカスの2群2枚対称型を発展させた、4群4枚構成であり、日本工学ではこの時代にすでにこのような設計に基づく製造技術を有していたと言え、その後もその技術基盤に基づいて斬新な商品を世に普及させていったと言うことです。

写真用広角レンズの基盤をつくったロボゴンタイプ