テッサー
フォトスタジオや一般のホビーユーザーとしての写真愛好家が使用するカメラレンズは、数枚の凹又は凸レンズを数枚組み合わせた組織で構成されている。そのレンズを大別すると前と後の群に分かれ、それらを使って入射光の屈折を抑え収差を無くすべく機能している。このテッサーはウナー(Unar )と呼ばれる前群とブロター(Protar )を合わせた構造を持っており、3群の4枚の構成で組織している。特許が取得されており、二枚目と三枚目の中間に絞りが位置する物である。精鋭な画像で評判を呼び鷲の目とも呼称されていた。これはパウル・ルドルフとエルンスト・ヴァンデルスレブの知識が合体しその結果生まれたの発明品と言え、1900年当初はF値が6.3と現在から見ればやや暗めであったが、その後開発が受け継がれヴァンデルスレブF4.5、ウィリー・ウォルター・メルテF3.5実現、その後の研究開発によってF2.8まで向上する結果となった。フォトスタジオに於ける前や後玉の構成による基本は前述の歴史の上に有るものであり、ノーマールな明るさと精鋭な画像はこの発明によって得られたと言って過言ではない。他メーカーにもその後多大な影響を与え、類似品が多く出回り一時代、世評が低かった経緯もあるが、現在に於いては特に不評を聞かないレベルとなり普及に至っている。名実共に代表メーカーはカール・ツァイス社である。以下にこのタイプに対するマウントを備えた写真機メーカーや製品名を掲載する。フォトスタジオなどの業務用以外の分野でも様々なタイプのカメラで活用されているのが理解出来る。コンタフレックス126(Contaflex126 )、ヤシカコンパクトカメラ/京セラコンパクトカメラ用、エキザクタマウント、グラフレックスXLシリーズ用、ハッセルブラッド1600F/1000F、ハイドスコープ、イコンタシリーズ、RMSマウント、ロジテックWebカメラ、ノキア携帯電話、ローライドスコープ等。

