オルソメター

1926年にカールツァイスのウィリー・ウォルター・メルテ(Merte)の設計により作られたのが始まりと言われており、4群6枚で対称構成のレンズであり、焦点距離のわりに薄型を前提として設計されているため、明るいレンズとしてのスペックは有していない。しかし反面、画角は非常に大きく取れ、航空写真撮影などの使用用途には非常に適していると言える。又、広角系であるにも関わらず、極めて歪曲収差が少なくシノゴ、エイトバイテン等と言った大判のフィルムを使う際のフォトツールとしてや引伸し用レンズ等としてもその特性を発揮する。描写は静寂の中にも豊かな立体性の表現、更には味わいのあるシャープネスが期待できる。急速な勢いで普及したデジタルカメラの時代の中で生き続ける”光学の世界”を垣間見る存在として、現在のフォトスタジオに於いても「オルソメタータイプ(Orthometar type)」と言う名の元に君臨している。尚、現在ではコンタックス(Contax )用・オルソメター3.5cmF4.5(1937年発売)等が代表的な物として挙げられるようだ。


Orthometar type
Represent a wide range and is famous as a large size lens