メニカスレンズ
一般レンズは両湾曲(凹凸)の両者を有しており、前後に位置するそれぞれの曲面はは互いに反対のタイプが配置されている。しかし、このレンズは一般の例から漏れ、両曲面が同方向に向いており、この特異性を使ってスペックに反映させようと考案されたものをメニカスレンズという。メニカスとは細管内の液体の表面がつくる曲面を指し、固体と液体が付着する場合の力が強い場合は下窪みを示し、弱い場合は上に盛り上がる性質をさすのだが、この性質の由来から新月形を意味する場合が多い。カメラが誕生した当時は前後ともに凸系の透過物質が使用されていたが、ハイファイ画像を得るには中央部分のみを使うしかないのが現状であった。これを改善するべくイギリスの光学研究化ウォラストンは前面にしぼり機能を持たせたペリスコープという凸メニスカス写真用レンズを1800年初頭発表。絞り値F8を前提にハイファイな画像を写真として成立させることに成功した。これを期にメニカスが基盤となって急速にレンズは発達し、現在の写真レンズの随所にレンズ群システムの一貫として組み込まれ、高いスペックの製品として軒を連ねている。

