エルマー
別ページで解説したエルマックス方式のレンズは後郡が3枚貼り合わせで製造が難しいという問題があった。その問題を解決すべく考案されたのがここで解説するエルマーである。エルマーは3群4枚・50mmF3.5は1926年に発表され、35年以上にわたって生産され、ライツを代表する標準レンズとして君臨し続けた希代の名レンズである。構成はカール・ツァイスのパウル・ルドルフが1903年に発明した20世紀最高の傑作レンズ、テッサーと同じあるが、絞りの位置がエルマーは最前と中央部分の間にあるのに対し、テッサーは中央と最後部分に位置するのが大きな違いである。エルマー 50mm F3.5は、ライカC型の時代には独立した交換式のレンズとなったが沈胴式(ちんどうしき)という装着方式は変化することはなかった。製造本数は述べ37万台を超えていたと言われている。

